ハミング通信

遺伝子組み換え・制度・世界の現実

食と農の未来・後編リモート農業・緑の党・若者の選択

「機会があれば、自分で野菜を作ってみたい」そう考えたことのある人も多いのではないでし ょうか。近い将来、やる気と時間さえあれば、誰でも野菜作りができる日がやってくるかもしれません。

農機具メーカーのKubota(クボタ)の次世代技術研究ユニットなどが開発を進めている、AIやI oTを駆使した「無人島でも出来るフルリモート農業」が実現すれば、オフィスで働く農家の出現や、副業としての農業、趣味としてやってみたい人などが増えてくることも予想されます。消費者が自分自身で畑をやり始めれば、ほぼ100%の人が、なんとか無農薬でできないものかと試みるはずです。こうしたテクノロジーが今後の農業の可能性を大きく拡げようとしています。

ドイツで「環境×社会正義×新しい政治」を掲げる、政策政党「緑の党」が躍進していますが 、「生産大国として経済を優先させてきたけれど、これからのドイツは、それだけじゃよくならないんじゃないか」──若い人を中心に、そう考える人が増えてきたのだと思います。

現在は、iPhoneひとつあれば、どこにいてもリモートで仕事ができる時代です。若い世代は「 役に立つもの」より「意味があるもの」に関心が移行してきています。ドイツでは、その解が「 環境ファースト」だったのでしょう。

日本は「戦後80年」が過ぎて、充分復興を果たしました。これからの日本も、経済成長ファーストの呪縛から抜け出して、農業分野でも、将来に想いのある若い人達の新しいチャレンジがどんどん出てくる社会になるといいなと思っています。

人と自然を食でつなぎ、伝える。

読んで、感じて。
次は、食べてみてください。
言葉でわかることには、限界があります。
体で感じることから、始まります。