ハミング通信

農家・生産者の物語

農家さんがピンチ農薬を使うか、畑を諦めるか。苦渋の決断

フルーツ専業農家さんから連絡が入って、畑がピンチだと言います。収穫時期も間近のため、すぐに畑の状況を写真で伝えてもらいました。半数のビニールハウスで虫喰いの被害に遭い、農薬を使わなければ畑が全滅するかもしれないという悲惨な状況です。

このままだと今年の収入は、良くても半分、悪ければゼロになる。農協出荷用ではないので、保険もない。収穫ゼロということは、一年分の努力がムダになり、一年分の収入もゼロになるということです。一方、ここで農薬を使ってしまうと、これまで何年間もかけて育ててきた畑の多様性を損ない、将来に影響を残すことになる。進むのも地獄、戻るのも地獄、苦渋の決断です。

こうした経済的なリスクは、自然栽培に夢を持ってチャレンジする若者たちに依然として大きくのしかかっています。理想はあっても、現実は厳しく「生活していけない」という理由から、志半ばであきらめてしまう農家さんもいるのです。

ハミングバードは自然栽培の専門店ですが、「無農薬を目指して頑張ってはいるが、今はまだ減農薬」という農家さんも一緒に応援させていただいています。将来、日本の農業を変えるのは 、今チャレンジしている若い生産者たちだからです。彼らを応援することは、無農薬の農家さんの増加につながる。だから、なんとか頑張って欲しいのです。

本物かどうかは「食べればすぐ分かる」。だから、シンプルでピュアな味をお届けすることが 、自分たちの一番の仕事だと思っています。

人と自然を食でつなぎ、伝える。

読んで、感じて。
次は、食べてみてください。
言葉でわかることには、限界があります。
体で感じることから、始まります。