肥料・農薬の問題と悪循環
収穫前日にも農薬栽培マニュアルの衝撃の中身
ある県のリンゴ農家に配られた栽培マニュアルを見せてもらったことがあります。そこには「 使用時期:収穫前日まで」という記載が、いくつも並んでいました。
虫を殺すほどの農薬が、収穫の前日まで使われている。そのリンゴが食卓に届くのです。マニ ュアル通りに農薬散布すると年間56回になります。さらに、その年は「黒星病」が大流行したため、その2倍は撒かないと効果がないという話も聞きました。

テレビや新聞では絶対に公開されないし、まさかここまでとは誰も思わない。だから食の問題を軽視する人が多いのも、無理はありません。
一方で、自然栽培のリンゴでは、農薬も肥料も使わないで育てています。収穫直前に農薬を浴びたリンゴと、一度も農薬を使っていないリンゴ。外見はほとんど変わりません。でも、口にした時の味は全然違います。見た目では分からない差が、体の中ではっきりと出ているのです。
現在、日本では、栽培の難しさから、リンゴの自然栽培農家さんはほとんどいません。でも、少しでも農薬を減らす努力をしている農家さんがいるのもまた事実です。こうした努力は必ず味に出ているものです。そういうリンゴに出会ったら、目をつむってリンゴの味の違いを感じてみてください。
