農家・生産者の物語
野菜は愛で育てる小黒さんが1年考えて出した答え
全国の農家さんが集まる勉強会で、大ベテランの自然栽培農家さんが、農業で一番大切なものは「愛」だと発言されていたことがありました。順番に他の農家さんにも聞くことになって、一番最後の農家さんが「自分にはまだ答えが分かりません」と答えて、その年の勉強会を終えました。
それから1年後、この勉強会が開催された時、一番後ろに座っていたその農家さんが手を挙げて「あれから1年、畑仕事をしながら考えました。やっぱり1番大事なのは「愛」だと思います」と発表してくれました。
その農家さんというのは、山梨の小黒農場の小黒さんという方で、他の農家さんも尊敬するナイスガイです。高い農業技術で有機農業から自然栽培へ転身された方で、もともと有機農業と自然栽培の両方を並行して行っていたのですが、ある時「もう、お金以外に有機栽培を続ける理由がなくなった」と言って、自然栽培一本に切り替えて周囲の農家さんたちを驚かせました。
その農家さんというのは、山梨の小黒農場の小黒さんという方で、他の農家さんも尊敬するナイスガイです。高い農業技術で有機農業から自然栽培へ転身された方で、もともと有機農業と自然栽培の両方を並行して行っていたのですが、ある時「もう、お金以外に有機栽培を続ける理由がなくなった」と言って、自然栽培一本に切り替えて周囲の農家さんたちを驚かせました。
感覚論に聞こえるかもしれないが、小黒さんは理論派タイプです。地域のコミュニティでも若者たちに指導を行っています。「愛」のある農業を学んだ自然栽培の研修生たちが、立派に独立して若い世代の農家さんとして活躍しています。
どんな業界もそうだと思いますが、マニュアル通り、言われた通りだけやっていれば、それだけで一流になれる程、世の中は甘くない。いつの時代も、そうした理屈を超えた、言葉では説明のつかない人の「想い」がプロの仕事の結果を左右している。そんなお話でした。
