ハミング通信

肥料・農薬の問題と悪循環

「出さないと入ってこない」分解と排毒の考え方

食べ過ぎるとお腹がいっぱいになるのと同じように、人間の細胞も定量で、サイズが決まっています。だから「摂取」するには、まず「排出」しなければなりません。スキューバダイビングのインストラクターが初心者に「まず、しっかり息を吐いてくださいね、そうしないと息が入ってきませんよ」と言うのと同じで、「出さないと入ってこない」のです。

「出す」作業がうまく進まないと、流れが悪くなって停滞し、細胞は正常に機能しません。ここでいう「出す」とは、消化・分解のことで、生命はまず初めに「分解」を行って、しっかり準備を整えてから「合成」を行います。この絶え間ない分解と合成の流れが生命の本質です。

自然栽培の考え方もこれとよく似ていて、肥料過多の畑で分解が進まず、肥料が溜まって流れが悪くなっている状態で栽培を始めると、作物が不健康になり、病害虫も発生しやすくなる、という考えです。だから自然栽培の農家さんは、肥料が抜けきっていない土の状態を嫌います。肥料の毒と書いて「肥毒」という言葉を使う農家さんもいるくらいです。

僕たちの食生活でも、「出す」ことを意識することで、健康を取り戻そうと考える人がいます 。断食、ファスティングなどがそうです。なるべく悪いものを溜めない「排毒」の意識を持つことで、ずいぶんと健康につながる食生活になるのではないでしょうか。

土も作物も人も、流れが循環していないと健康でいられない。これが自然栽培の根本にある考え方です。

人と自然を食でつなぎ、伝える。

読んで、感じて。
次は、食べてみてください。
言葉でわかることには、限界があります。
体で感じることから、始まります。