ハミング通信

地球環境・農業の未来

自然栽培の田んぼに、トキが舞い降りた地球が再生されている

自然栽培の田んぼに行くと、絶滅危惧種の植物や生物が生息していたり、周囲の田んぼとまったく違う生態系を見ることができます。メダカ、アメンボ、ドジョウ、日本タニシ、オタマジャクシなどがすいすい泳いでいます。うっすらピンク色の可愛い野花など、田んぼが生きている!とワクワクするのです。

十数年前、新潟県の佐渡島にある自然栽培の田んぼに、トキ(野生絶滅種で日本の国鳥)が舞い降りて話題になりました。舞い降りたのは自然栽培の田んぼで、トキは違う田んぼには行こうとしませんでした。それから何年後に、また姿を現したトキは、やっぱり自然栽培の田んぼに舞い降りたのです。これを見た関係者たちは、農薬や化学肥料を抑制してトキの餌場となる田んぼを提供していこうという自然再生の取り組みを開始しました。これが「佐渡モデル」として広まり、自然栽培が普及していったのです。

また、石川県では、荒れた田んぼを一枚一枚、自然栽培の田んぼに切り替えていった農家さんは、地域のおばあちゃんに「あなたたちが来てから、ホタルがいっぱいになって、地域が生き返 った」と言われたそうです。それから後継者のいない農家さんたちがこぞって「あなたに田んぼを任せたい!」と田んぼを託されたそうです。

生産者さんだけではありません。自然栽培を食べる人が増えるということが、地球の再生に繋がっています。「単に無農薬のお米を食べている」という感覚だけではなく、「私は地球を再生させている」そう考えてほしいのです。田んぼにホタルが帰ってくるのも、農家さんが自然栽培を継続していけるのも、そのお米を食べてくれるファンがいるからなのです。

人と自然を食でつなぎ、伝える。

読んで、感じて。
次は、食べてみてください。
言葉でわかることには、限界があります。
体で感じることから、始まります。